”依存の冒険家” ようだつかさのブログ

依存のキロク

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ギャンブル依存のキロク 〜依存の自分史 第8夜〜

2018/10/24   -依存, ギャンブル依存

ついに⁉︎ 「パチプロ」になります。笑 障害者の作業所で2年間勤務したあと介護業界で就職しました。 けれど…ある日突然職場に行けなくなりました。 ぼくは中高のときにいじめられた時のトラウマが強く、人づきあいがとても苦手。 不信感が強く、なかなか人に心が開けません。 仕事の関係で、なおかつ異性だとなおさらです。 9割が女性職員。 唯一の男性は、年下の若手敏腕マネージャ。 悩みや仕事上の行きづまりを相談できず、 我慢してストレスをためてしまいました。 社会に適応できず 何事も続かない。 つらいと逃げ出してしまう自分。 不甲斐ない自分。 ダメな自分。 どうしようもない奴だ、と何度も自分を責めました。 鎌倉の由比ヶ浜、夜の真っ暗な波打ち際にひとりたたずみ、悔し泣きしたことが今でも忘れられません。 その日以来、人と触れ合うのを意識的に避けるようになりました。 両親にも会う気になれません。 でも、、、 賃貸アパートにひとり暮らし。 両親にも甘えず、人を避けても ひとりで食べていかなければなりません。 考えた末に決断したのが「パチプロ」でした。 当時のぼくは、相当病んでいたと思います。 病院には行きませんでしたが、 もし行ったら精神病の診断がされていたと思います。 それくらい心のキズが深かった。 ひとつ救いだった⁉︎のは、時期を同じくして悪友もパチプロの道を進んでいたこと。 その時のぼくにとっては、 パチプロは”唯一の道”でした。 これしかない、って感じ。 これで生きていけなければ ぼくは死んでいるのと同じだ 悪魔に魂を売ってでも、 パチスロで生計を立てるんだ と決断していました。 こうしてパチスロを仕事として、 プロとして生計を立てる 「パチプロ」生活が始まります。

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ギャンブル依存のキロク 〜依存の自分史 第7夜〜

2018/10/09   -依存, ギャンブル依存

●前回までのふりかえり こんにちは、用田です。 いつも依存の自分史をお読みいただき ありがとうございます。 前回は第6夜、大学四年生の頃のお話をしました。 勝てるようになったら パチスロがますます面白くなり さらにハマっていきます。 依存度ましまし。 大学は授業の単位を挽回し、 なんとか無事卒業できました。 今回より社会人編に突入します。 社会人1年目のぼくは、どんな生活をしていたのでしょうか? ●大学卒業後の進路 大学を卒業する直前に 長期で働いた居酒屋を辞めました。 長くいっしょに働いていたスタッフが 辞めていったこと そのほかにも職場環境が変わり そろそろ潮時かと思いました。 大学を卒業したらどうしよう? とくに決まっていませんでした。 いま振り返ると深刻に考えすぎていたのかもしれません。 その時点でやりたい仕事、ではなく 「人生をかけてやりたい仕事」を 探していました。 もっと気楽に選べた そんな気がします。 ぼくの父は根っからの技術屋で、 システムエンジニアの仕事を 昔からずっとつづけていました。 その父の背中を見てきた影響も あるのかもしれません。 ひとまず何か仕事はしよう、と パラパラ求人情報誌をめくっていると 障害者の作業所での仕事がありました。 とくに介護や介助の経験はありませんが、 ピンときたので応募したら受かりました。 ●生活 障害者の作業所での仕事は週に3、4日。 それ以外の日は、もっぱらパチスロざんまい。笑 駅チカだけがメリットの、 風呂なしエアコンなし給湯器なしの 築40年以上たったボロアパートにひとり暮らし。 仕事が休みの日はほとんど家におらず、 パチンコ屋に入り浸り。 夜に帰宅し、 近くの銭湯で汗を流し、 寝床につく日々。 それなりに楽しくすごしていました。 ●障害者の作業所で仕事 作業所とは、 “障害者の人たちが働く仕事場”のことです。 主にアスパックという緩衝材を 袋詰めにする仕事です。 障害者の人たちは、 年齢がぼくと同じか少し上くらい。 知的障害の人、身体障害の人 重度の人、軽度の人 いろんな人たちがいて 多様性に富んだ職場でした。 話すと同年代のぼくらと同じ。 好きな子がいて、ハマっているものがあって 体や心にハンデはあるけど それ以外は健常者と変わりません。 そうか。 普通の人なんだ。 むしろぼくよりもピュアで 思うままに生きていました。 彼らを支える家族や職員さんたち お手伝いしてくれるボランティアさんたち たくさんの人たちの関わりを間近でみて、 愛を感じ癒されました。 鴨川シーワールド、ディズニーランド ホテル三日月、インターコンチネンタルホテル横浜 みんなと一緒にいろいろなところに行き、 普段行けないような場所や 心あたたまるサービスを受けました。 お金をもらい仕事をしながら、 特別な時間をすごさせてもらいました。 貴重なひとときだったと思います。 ●バイクの免許を取得 パチスロでためた貯金でバイクの免許を取得しました。 バイクで風を切って走る爽快感、 行動範囲の広がり、 自由度が広がりました。 ●打つ台が見つからなかった日は、友達と店周り これが楽しみの1つで 東京、神奈川近辺の駅という駅は 全て降りたんじゃないかというくらいです。 今日は〇〇線沿線を責めてみよう とか 以前まわったときに気になるお店があるから もう一度リサーチしよう とか やっていました。 知らない場所に行って 新しいパチンコ屋さんを開拓して ぶらぶらと散歩して 美味しい食べ物屋さんに入って …

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