大学1年生のときは
授業にほとんど出ていなかったので
授業の単位はボロボロでした。
無気力な状態のまま1年が過ぎていきました。
タバコ
パチスロ
依存のラインナップが新たに追加された1年でした。
大学2年になり少しは意識が変わったのでしょうか?
変化
ガラにもなく?ゼミに参加し、
あぶない刑事に憧れ警察官を目指す
親友と出会います。
よくつるんで朝までカラオケしていました。
ゼミの他のメンバーとも結構打ち解けて、
そこで彼女ができ、ぼくの家で半同棲生活が始まりました。
おかげで2年生になっても
1年生のときほどではないですが
ほどよく授業をサボっていました。
また、肉体を鍛えようと
琉球拳法部(沖縄空手)に入り
毎日筋トレと練習ばかりしていました。
大学1年ときにずっと一緒にいた悪友とは
もともと学部が違うのもあり、距離が離れました。
キャンブルとの距離感
ギャンブルからも遠ざかったかというと
そうではありません。
高校時代の友人たちは連日ぼくの家に入り浸り、
夜通しでテレビゲームからの朝マック。
お金があるときは
パチンコ屋にいっしょに打ちに行く。
悪友とたまに会ってはパチンコ屋へ。
ゼミの親友ともパチンコ屋へ。
彼女とも・・・
生活の中にギャンブルが入り込み、
さらには時給が高いのでパチンコ屋で
バイトを始めました。
転落
空手の試合に出て一瞬で負けました。
あるとき練習で足の骨を折り
練習も筋トレも出来なくなりました。
心の灯火が消えたように、
ケガが治っても部に復帰する気持ちになれなかった。
気づくと、自然と部から足が遠のきました。
彼女が別の男を作りました。
相手がラルクのHydeに似ているとか。
別れました。
大学2年の冬でした。
それまで順調だった日々が
徐々に音を立てて崩れ始めました。
穴
親友から「お前は将来何をやりたいの?」
と言われ続けましたが、
相変わらず自分がよくわからない。
何のために生きているのか
さっぱりわかりません。
心の中にぽっかりと穴が開いています。
それを埋め合わせ、忘れさせてくれるのが
パチンコでした。
大当たりしたときの刺激、高揚感、爽快感。
たまらない。
また味わいたい。
何度も何度も。
いつの間にか侵食されていました。
気づかないうちにずいぶん進行していたようです。
依存というのは、自覚症状がないままに
いつの間にか侵されていることがほとんどです。
気づいたときには、依存の泥沼にどっぷりつかっている。
おそらくその当時、
「君はギャンブル依存だね」
と言われても否定していたでしょう。
ぼくも典型的なパターンでした。
現実逃避
パチンコは簡単に現実逃避できる
身近なツールでした。
ほんとうに何もかも忘れさせてくれる。
目の前のことに夢中になれる。
よく負けていたけれどたまに勝てるのが
さらなる中毒性を生みます。
「また勝ちを味わいたい」
勝つと自分が大きくなったような錯覚に陥ります。
幻の自分を求めて何度も何度もお金をサンドに突っ込みます。
そう思ってパチンコ屋に足しげく通うようになった
大学2年生の終わり頃でした。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
まとめ、そして次回予告
今回でギャンブル依存の前夜編は最終話になります。
次回は本編に戻り、ギャンブル依存の第1夜のあと
大学3年生の秋に話が進みます。
学校生活やバイトに忙しくなる、
さらにパチンコにハマっていく・・・
お金もお肌も生活も
どんどんボロボロになっていきます。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
ようだつかさの”いま”
どこかで書いたかもしれませんが、、
ぼくはいまパチンコ屋には行きません。
ギャンブルはやめました。
ただ、ときどきゲームセンターでパチスロを打ったり
パチスロ関連の動画を見たりして楽しむ程度です。
”毒抜き”がある程度されたので
ずいぶん依存が軽くなった、と思っています。
ただ、依存気質みたいなものがあるので、
「依存が治った」とは思っていません。
これからもうまく付き合っていく方法を
模索しながら生活していきます。